ビジネスで成果を上げる コーチングスキルアップ CCJ

コーチングコラム

相手を勝利に導く"ビジネスコーチング"とは(3)

行き先を決め、今もっとも重要なことを選択する

「このゴルフ場は東京ドームの20倍の広さがあります。もちろん18ホールですが、どこにグリーンがあるか誰も知りません。旗も立っておりません。気合と根性でラウンドなさってください」と案内されたら、どのようなゲームになるか想像してみてください。最初の一打はどこに向かって飛ばしたら良いのでしょうか。どこに向かって打ったとしても運任せのゲーム展開になります。そんなゴルフ場に行きたいと思う人はいないでしょう。

ところであなたの人生あるいは仕事のグリーンはどこにありますか。そして旗はどこに立っていますか。もしも不明確ならば、運任せのゲームに近いということになります。

人生も仕事も、ゴルフ場と同じようにデザインしたらいかがでしょうか。つまり18ホールの全体像(ビジョン)、グリーン(方向性)、ホール(目標)、フェアウェイ(方針と計画)、ティーグラウンド(現在地)を明確にして取り組んだとしたら、どれほどシンプルで明確になるでしょうか。

人生80年。時間にして約70万時間になります。私たちは残り時間を減らしながら未来に向かっているのです。ということは人生の、あるいは仕事の、デッドラインまでの残り時間をどのようにデザインするかはとても大切なテーマではないでしょうか。コーチングでは、行動と時間との健全な関係(何をいつ行うのか)を築き、実行する決意を引き出すことが必要です。

管理職の仕事のひとつは、「管理のサイクル」とも言われるPDCAサイクルを回して計画を実行することだと言われます。つまり計画→実行→検証→分析是正の流れです。このサイクルに沿ってチェックを怠らず、計画とのズレが小さいうちに修正を図ることで達成管理が出来るでしょう。ところが「目先の業績」にフォーカスするときには効果的ですが、何のためのプランなのかという意味付けを失いがちになります。

QM Cycleそこで「拡張のサイクル」を意識の中心に置くと良いでしょう。目的は何?からスタートします。何のためにそれは存在するのか。どのような価値や志を大切にして生きるのかということを問うのです。それらの価値を現実化したらどのようなビジョンが可能でしょうか。そのビジョンはあなたをワクワクさせるものですか。そしてビジョン実現を確実にするために目標を設定しましょう。いつまでに何を達成するとビジョン実現に近づいていきますか。次に戦略、方針、計画を明確にしましょう。計画とは行動をスケジュール化することです。そしてそれらに沿った行動を選びましょう。新しい行動によって結果が変わって来ます。うまくいった結果からもうまくいかなかった結果からもしっかり学び完了して、そして目的に添って次のステップへと動いてみましょう。

人生の、あるいは仕事上のビジョンを実現するためにはリーダーシップを取ることが不可欠です。そしてリーダーはフォロワーから模範とされますから自らも日々成長しつづける必要があります。成功者を観察してみると共通項があることに気づきました。「成長のサイクル」は彼らが成長していくプロセスを一般化したものです。彼らは自分の存在は何か意味があるはずだという自己認識をし、目的意識を持って生きているのです。そしてビジョンですが、自分自身の理想を常にイメージしています。次のモデリングとは成功している人の考え方や言動から学ぶということです。学んだことを実践することを通して身につけ、やがて健全な習慣になっていきます。健全な習慣は健全な人格形成に繋がります。彼らは人物として成長してもなお謙虚なのですが、それは目的意識と繋がっているからでしょう。このように自分自身を成長させつづけているのです。

人生のビジョンや方向を明確にし、それを実現するための今日の行動を選択するというプロセスを毎日生きてみたら、人生の質はどのように変わるでしょうか。

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