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コーチングコラム

コーチへのヒント「知覚のマジック」

第1回 魔法などというものはない

先日、家族旅行でサイパンに行ってきました。ホテルのディナーショー『サンドキャッスル』を楽しみながら食事をしようということになりました。それはラスベガス流のエンターテインメントです。ショーの中では魅力的なマジシャンが様々なマジックを見せてくれました。

たとえば、小さな箱から大きなインコが出てきたり、画用紙にラフスケッチした鳩が本ものとして飛び立った後で描いた鳩が消えていたり、肖像画が本ものの女性に変わったり、女性が空中浮遊したり、何もいなかった檻にホワイトタイガーが現れたり・・・。子供たちは大喜びでした。私自身もとても楽しく過ごしました。そして何とか仕掛けを見破ってやろうとマジシャンが観客を注目させようとして振る舞っているところではないところに注目していました。きっと、あなたもそんなふうにマジックを見ていたことがあるでしょう。ところが全く分かりません。本当に魔法のように見えるのです。もちろん、マジックショーでは魔法が行われているのだと信じて、楽しんだ方が観衆は幸せかもしれません。

でも真実は、魔法などというものはないのです。そこにあるのは魔術師と観衆の知覚だけなのです。

コミュニケーションをさらに上達させたいと願っているあなたであっても、クライアントや部下に対して魔法をかけることはできません。しかし、あなたはコミュニケーションの魔法使いになることは可能です。鍵は人間の知覚にあります。

これから数回の連載で、人間の知覚する能力と限界を活用して効果的なコーチングを進めていくためのヒントを差し上げたいと思います。

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