本書は企業の会議運営研修の副読本として導入されています
「三人寄れば文殊の知恵」と言われますが、それが起きてくるような会議をしている組織に出会うことは極めて稀です。多くの組織では「型なし」の会議をしているのです。
剣道にも茶道にも基本の「型」があります。面談の「型」、会議の「型」を学ぶことで集団の文殊の知恵を生み出しましょう。
本書では「面談」と「会議」という切り口から、優れたリーダーになる様々な「型」と手法をお伝えしていきます。
【本書の構成】
第1章では、会議の可能性について触れます。
第2章では、ワンオンワン・ミーティングを扱います。1対1の会議、つまり面談の基本的な「型」を理解すると、集団での会議のリードに関するヒントが得られます。
第3章では、会議の「型」を学びます。単なるファシリテーションではなく、会議の目的によって異なる「型」を選択することが可能になるでしょう。
第4章では、グループの成長段階とそれらの特徴について説明します。最終的に目指すのは、グループが「効果的なチーム」に変容することです。
そして最後の第5章では、会議の「型」を熟知している「チームコーチ」が、どのように組織能力の開発に貢献するのかをお伝えします。